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映画
「プアン/友だちと呼ばせて」感想
きれいな友情・恋愛話だが新しさがなかった。

映画(2023年以前の公開)

映画「プアン/友だちと呼ばせて」を観ました。

前作の「バッド・ジーニアス危険な天才たち」がとても面白かったので期待していましたが、かなり平凡な内容でした。ちょっと残念・・・でした。

作品情報・あらすじ・配信情報

タイトル:「プアン/友だちと呼ばせて」
出演:トー・タナポップ、アイス・ナッタラット
監督:バス・プーンピリヤ
公開:2022年8月
上映時間:128分
備考:タイ映画

<あらすじ>

ニューヨークでバーを経営するタイ出身のボスは、バンコクで暮らす友人ウードから数年ぶりに電話を受ける。ウードは白血病で余命宣告を受けており、ボスに最後の願いを聞いて欲しいと話す。バンコクへ駆けつけたボスが頼まれたのは、ウードが元恋人たちを訪ねる旅の運転手だった。カーステレオから流れる思い出の曲が、かつて2人が親友だった頃の記憶をよみがえらせていく。そして旅が終わりに近づいた時、ウードはボスにある秘密を打ち明ける。

映画.com:https://eiga.com/movie/97180/

バズ・プーンピリア監督

1981年生まれのタイ出身の監督です。前作の「バッド・ジーニアス危険な天才たち」はタイ国内で大ヒットしました。私も好きな映画です。

カンニングを題材にした映画で、とても面白かったです。詳しい記事も書いてます。

<DVD>

<Amazon prime>

巨匠ウォン・カーウァイがプロデュース

香港の映画監督ウォン・カーウァイがプロデューサーをしております。私の彼の映画に対するイメージは、恋愛映画をとても美しく描く人というものです。

代表作の「恋する惑星」「天使の涙」「ブエノスアイレス」などは本当に美しいと思います。プーンピリヤ監督も作風が似ている気がします。ウォン・カーウァイがプーンピリヤ監督の作品を観て気に入ったのも納得できます。

しかし、そのプロデュースが上手くいったか?というと、微妙な結果だったと思います。

映画の見どころ

きれいなロードムービー

タイのいろんな街を車で旅していくのですが、きれいな映像ばかり見せられて「先にどんな出来事が待っているんだろう?」という期待感と、そして余命わずかな友人との最後の旅のという哀愁を感じます。

プーンピリヤ監督は、おそらく映像へのこだわりが強いのだと思います。全てをきれいに見せる事が良いとは言いませんが決して悪くはないです。

だから予告編はすごく期待値の上がる良い予告が出来上がるのです。

テンポ・BGMが良い

物語のテンポはリズムよく進んでいて、平凡な内容ながら飽きる事なく観ることが出来た。BGMのセンスも良くて、プーンピリヤ監督はとても才能のある人だと思う。

映画の残念だった部分

テーマが魅力的じゃない

「元カノに会いに行く旅」という内容が使い古されている題材だと思う。私は、そこに魅力を感じなかった。でも、きっとそれだけじゃないで終わらないだろうと思ったから観る気になった。

しかし、結果的に大きな驚きや目新しさが無く消化不良で終わってしまった。何かが悪いという訳ではなく「何かが足りない」という感じです。

時系列・状況がわかりにくい

映画のはじまりは、昔の友人(ウード)から電話があり、余命残りわずかという事から始まります。そして元カノに会いに行くという旅に出る・・・(これは予告通り)

旅の途中でボスとウードはどんな関係だったのか?昔の彼女とはどんな事があったのか?そしてウードが誘った旅の真意は??が映画の中で明かされていく(これも予告にあります)

明かされていく過去の時系列が、かなり分かりづらいのです。断片的だしエピソードの1つ1つの順番がすぐに分からずストレスになってしまいました。

描いている内容は悪くないのですが、必死に時系列を考えなが観ているので、どうしても感情的な部分に追いつかなかった。

まとめ・評価

描く題材が好みではなかったのですが、映画の出来としては決して悪いものではないです。私としては、次回はもっと捻ったテーマの作品を観てみたいです。プーンピリヤ監督は今後、もっと面白い映画が撮れる監督だと思ってます。

「バット・ジーニアス」を観てない方は是非とも、そちらをオススメします。今作よりも全然面白いです。

<映画の評価>
☆5個/8個満点

作品ポスター:(C)2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.

配信情報(2023年5月)

見放題:無し
レンタル:Amazon prime、U-NEXT、DMM TV、RakutenTV、TERASA

おすすめの配信(作品タイトルの数、新作が見れる早さは一番です)

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