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「グッバイ、サマー」の感想。自分の少年時代を思い出す良作。

映画(2023年以前の公開)

映画「グッバイ・サマー」を観ました。とても良い映画だと思いますよ。あっと言う間に終わってしまい、もっと2人の少年の姿を見ていたいと思えるくらいです。

<映画の評価>
☆5個/8個満点

作品情報・あらすじ

タイトル:グッバイ、サマー
監督:ミッシェル・ゴンドリー
出演:アンジュ・ダルジャン、テオフィル・バケ
日本公開:2016年9月10日
上映時間:104分

あらすじ

女の子のような容姿でクラスメイトから馬鹿にされ、多くの悩みを抱えている画家志望のダニエル。ダニエルのクラスに、目立ちがり屋で変わり者の転校生テオがやってくる。周囲から浮いた存在同士、意気投合したダニエルとテオは、息苦しい毎日から脱出するため、ある計画を思いつく。それはスクラップを集めて、自分たちで作った「夢の車」で夏休みに旅に出ることだった。

物語はとても単純なので、着いていけないことはまったくないです。
個人的には、本作は物語を追うよりも2人の少年の姿を追った方が楽しめるタイプの映画だと思います。

子供の頃を思い出す

主役の2人は14歳なのですが、車を改造して旅に出ます。
自分たちだけの何かを作ろうとするのは少年時代の男子には共通している事ではないかと思います。

この映画を観ていて、小学生の頃に自分たちだけの家(秘密基地みたいなもの)を作ろうとした事を思い出しました。自分たちだけの居場所を作ろうと奔走する2人がすごく愛おしくなった。

少年とミッシェル・ゴンドリー

とにかく2人の少年がすごくリアルで面白くて良いのです。
下手に名前のある役者よりも全然いいです。

こんなにも青春時代の悩みを見事に表現できる役者はそういないです。さらにはこの演出をしたミッシェル・ゴンドリー監督の手腕も素晴らしいと思います。

自叙伝的な内容とはいえこんなにも瑞々しく描けるなんてほんと凄いです。

こんな人におすすめ

これは是非ともデートにオススメですよ。

男性は自分の少年時代の事を思い出して共感すると思いますし、女性は多分、彼らの事をかわいく思えるのではないでしょうか。

映画を観終わってからの会話も盛り上がると思いますよ。最近はド派手な映画が多いのでそういうのに飽きてしまった方にもオススメできます。

まとめ

ミッシェル・ゴンドリー作品という事で凝った映像表現があるのかと思えば、今回はあまり無かったところは少し残念でしたが、これはこれで良かったです。

自分の少年時代を思い出したい人は是非みて下さい。ちなみに母親役のオドレイ・トトゥは見事に母親役に徹してしたので、最後まで気付かなかった。

では、またどこかで。

配信情報(2023年9月)

見放題:U-NEXT
レンタル:無し

DVD

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