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映画「ザ・クリエイター 創造者」
ド派手な戦闘や世界観の演出はすごいけど・・・ちょっと設定粗すぎかも。

映画(2023年以前の公開)

映画「ザ・クリエイター 創造者」の感想。よくあるSF映画かと思ってスルーするつもりでしたが、評判が良かったので、劇場に観に行きました。

確かに世界観は凄いけど、設定が色々と気になってしまいました・・・

<映画の評価>
☆5個/8個満点
(評価の目安:☆6個以上の作品は自信を持ってオススメできます)

「ザ・クリエイター 創造者」映画情報

タイトル:ザ・クリエイター創造者
出演者:ジョン・デビッド・ワシントン、ジェンマ・チャン、渡辺謙
監督:ギャレス・エドワーズ
公開時期:2023年10月20日
上映時間:133分

「ザ・クリエイター 創造者」あらすじ

2075年、人間を守るために開発されたはずのAIが、ロサンゼルスで核爆発を引き起こした。人類とAIの存亡をかけた戦争が激化する中、元特殊部隊のジョシュアは、人類を滅亡させる兵器を創り出した「クリエイター」の潜伏先を突き止め、暗殺に向かう。しかしそこにいたのは、超進化型AIの幼い少女アルフィーだった。ジョシュアはある理由から、暗殺対象であるはずのアルフィーを守り抜くことを決意するが……。

引用(映画.com):https://eiga.com/movie/99650/

あらすじを読む限り、よくある物語っぽい匂いがしてきますが、映画はもっと入り組んでます。
対立構図としては「AIを排除」する側と「AIと共存」する側になります。

これは結構、深いテーマだしAIが進化している現代の私たちからすれば、空想の話ではないなと感じました。

映画「ザ・クリエイター 創造者」キャスト

メインのキャストは下記の3人。皆、それぞれにキャラクターが出ている魅力的だった。特にヤンとジャックの師弟関係が良かった。

ジョン・デビット・ワシントン(ジョシュア役):1984年アメリカ生まれ
他の出演作「テネット」「ブラック・クランズマン」
ちなみに、名俳優デンゼル・ワシントンの息子。この映画が公開されていた一方で、父デンゼルの主演の「イコライザー」が公開されていた。
同時期にハリウッド大作で父と息子が別作品で主演しているってめちゃくちゃ凄いなと密かに思っていた。

渡辺謙(ハルン役):1959年日本/新潟生まれ
他の出演作:「怒り」「インセプション」←オススメ!
ちなみに、本作ではあまり大きな役ではなかった。しかしながら、存在感があり目立っていたと思う。

映画「ザ・クリエイター 創造者」監督

監督:ギャレス・エドワーズ
1975年生まれ/イギリス・ウォリックシャー出身。
他の監督作品:「GODZILLAゴジラ」「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

「ローグ・ワン」で高評価されて、今後が期待される監督です。アクションシーンなどは、演出がとても上手いです。客が観たいツボを抑えてます。そして、日本・アジアの世界観が好みなのかな?

映画「ザ・クリエイター創造者」の感想

ここから、映画の感想を書いていきます。基本的にはネタバレにならないように、見どころや良かった点・残念だった部分を書いてます。

アクションシーン全般はすごい!

ギャレス・エドワーズ監督は、アクションシーンやスケール感を見せる事が上手いですね!
単純に観ていて興奮するし、壮大な世界を楽しむ事が出来ました。

AIが発達していった先の未来。そして、その争う世界を体感する事が出来て満足だし、ここまで作りこめる人はなかなか居ないだろうと思います。

そして、アクションバトルのお決まりのハラハラする演出をしっかり抑えていて、よくわかっているなーという感じです。

設定の甘さが気になってしまう

アクションや世界観の見せ方は上手いけど、話の設定が色々気になってしまった!

一番気になったのが「争っている国々の技術力の差がおかしくないか?」という事。
AIを排除する国とAIとの共存を選んだ国の争いが基本線になっています。AIを排除するのは西洋諸国(主にアメリカ)、一方AIとの共存を選んだのはアジア諸国。

素直に考えると、AIと共存した方がすごく発展しているんじゃないかと想像してしまうが、映画ではそうではない。AIとの共存を選んだアジア諸国は、畑や山々があり、今のアジアの農村と大して変わらない。

「え?なんで?」と思ってしまう。そして、AIを排除した西洋諸国の方は、めちゃくちゃ近代的で物量で攻めてくる。どうやってAI無しで発展したのか?これは、どんな背景があって格差が生まれたのか、気になってしょうがない・・・この辺を説明が欲しかった。

主人公のモチベーションが伝わらない

西洋諸国とアジア諸国の激しい戦いの最中、主人公は別のモチベーション(目的)を持って動いている。とても個人的な目的だが、彼にとっては最重要な事。

この目的が共感できないんですよね。「この人、何やってるの?」って思ってしまう。

アクションもので、モチベーションはすごく大事です。戦う人物に感情移入できるかどうかで、面白さが全然変わってきます。

私にはちょっと共感できない部分だったので、ド派手なアクションにも、ちょっと冷めた目で見てしまいました。

最後に

この映画、私はイマイチハマらなかったですが、絶賛している人は多いです。SF映画が好きな人は観て損は無いと思います。

では、またどこかで。

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