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「コヴェナント 約束の救出」ガイ・リッチー監督が本格的に人間ドラマを描いた!

新作映画(2024年公開)

お洒落な映像を撮る印象のガイ・リッチー監督が、本格的な人間ドラマに挑戦しました!

結論としては、中々見応えのあるドラマになっていて成功と言えるでしょう。

しかし!もう少し何か足りない気がしました・・・その辺詳しく書いてます。

<映画の評価>
☆5個/8個満点
(評価の目安:☆6個以上は自信を持ってオススメ!)

個人的にはあと一歩!感情の説得力が欲しかった!

映画「コヴェナント 約束の救出」作品情報

タイトル:コヴェナント 約束の救出
出演者:ジェイク・ギレンホール
監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、アイバン・アトキンソン、マーン・デイビス
公開時期:2024年2月23日
上映時間:123分

映画「コヴェナント 約束の救出」あらすじ

2018年、アフガニスタン。タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いる米軍曹長ジョン・キンリーは、優秀なアフガン人通訳アーメッドを雇う。キンリーの部隊はタリバンの爆発物製造工場を突き止めるが、大量の兵を送り込まれキンリーとアーメッド以外は全滅してしまう。キンリーも瀕死の重傷を負ったもののアーメッドに救出され、アメリカで待つ家族のもとへ無事帰還を果たす。しかし自分を助けたためにアーメッドがタリバンに狙われていることを知ったキンリーは、彼を救うため再びアフガニスタンへ向かう。

引用(映画.com):https://eiga.com/movie/99197/

アフガニスタン問題とアフガン人通訳のドキュメンタリーに着想を得た物語(フィクション)という事らしい。映画を観ると分かるけど、モデルになった人が居るようです。

気になったのは、ガイ・リッチー監督が脚本を書いている点。

個人的に監督が脚本を担当すると、空回りする印象があります。今回はガイ・リッチー監督以外にもクレジットされてました。結果、それが良い方に転がったなと思います。

映画「コヴェナント 約束の救出」キャスト

ジェイク・ギレンホール(キンリー 役):1980年/アメリカ・ロサンゼルス出身。
超かっこよくて、超色気のある俳優です。この人が出るだけで、もう絶対見るわ!ってくらい好きな俳優です。

<他の出演作>「ナイト・クローラー」「プリズナーズ」「アンビュランス」など

私はこの映画が好きで詳しくは下記の記事に書いてます。

ダーム・サリム(アーメッド 役):1977年/イラク・バグダット出身。
この映画で初めて知ったけど、ずごく良い演技をしていた。これからもっと多くの映画に出て欲しい!

<他の出演作>「残り火」「ある戦争」「エクソダス神と王」

映画「コヴェナント 約束の救出」監督

監督:ガイ・リッチー(1968年生まれ/イギリス出身)

デビュー作の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」から好きな監督です。音楽と映像が超おしゃれでファンになりました。

しかし、最近はストーリーや構成が退屈になりがちでした・・・・

他の監督作品:「オペレーション・フォーチュン」「キャッシュトラック」「ジェントルメン」

映画「コヴェナント 約束の救出」の感想

では映画「コヴェナント 約束の救出」の感想を書いていきます。

ネタバレになるような事は書いてないですが、少し内容に触れている場合があります。

一言、感想としては「なかなか良い人間ドラマだったなぁ〜」という感じ。

何度も言いますが「何かもう一押し欲しかった・・・」というのも正直なところです・・・・。

ガイ・リッチー監督の良質な人間ドラマ

これまでの作品とは、違った人間ドラマをしっかり描いている。

映像的な見せ方ではなく、感情が伝わるような演出をしている。

セリフを少なくして、ちょっとした表情の変化で、何が起こっているのかを説明している。

ここまで演出を変えられるのは、思い切ったなー感心しました。

緊張感の演出は良かった!

アフガニスタンでタリバンから狙われる緊迫感は凄く伝わってきた。

常に狙われている嫌な感じが、映画の最初から最後まであって、いつ何時も気が抜けない空気感を作り出していたのは素晴らしかった。

多分だけど、実際にアフガニスタンに行った米兵もこんな空気を感じてたのかな?って考えてしまった。

2人の絆を感じる描写が少し足りない・・・

この映画のポイントは、アメリカ兵と現地通訳の絆です。

あらすじにも書いてますが、ただの通訳でしかないアーメットが、何の繋がりもないアメリカ兵のキンリーを死に物狂いで助けるのです。

この描写はすごく過酷に描かれているのですが、観ていて「何故そこまでするの?」と思ってしまったのです。

人を助けるのに理屈は要らないのかもしれないが、自分がいつ死ぬかもしれない状態で他人を連れて行けるだろうか・・・・

その姿が美しいと感じる人もいるけど、物語としては何か理由が必要だったと感じてしまった。

私はもう一皮むけたガイ・リッチー演出が見たかった

この映画は、ガイ・リッチーは監督として別の方向性を見出せたと思います。

映像的な演出から、感情的な演出に重点の置ける物語も撮れるだとアピールできた!

これは納得です。

でもね。傑作ですか?と聞かれたら、そこまでじゃない・・・と答えてしまうでしょう。

今まで培った演出をガイ・リッチー流に進化し欲しかったなと思います。

最後に

何度も言いますが、映画のクオリティは高いです。観て退屈することは絶対ない思います。

ガイ・リッチー監督ファンとしては、もう一段階上を求めてしまいます。


<この映画もおすすめ>
ガイ・リッチーに興味を持った人は、彼の初期の作品を是非観て欲しいです。

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