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映画「ムーン・ウォーカーズ」ベタだけど悪ノリが好きな人にオススメです。

映画(2023年以前の公開)

映画「ムーン・ウォーカーズ」を観ました。けっこう好きなタイプの映画です。ジャケットがイマイチですが、中身はジャケット以上に面白いですよ。

作品情報・あらすじ・映画館

【映画情報】
タイトル:「ムーン・ウォーカーズ」
監督:アントワーヌ・バルドー=ジャケ
出演:ロン・パールマン、ルパート・グリント
日本公開:2015年11月
上映時間:94分

あらすじ

1969年。いっこうに月面着陸成功の気配がないNASAにしびれを切らしたアメリカ政府は、キューブリック監督に月面着陸映像捏造を依頼することに。ロンドンに送り込まれたCIA諜報員キッドマンは、たまたまエージェントオフィスに居合わせた借金まみれの男ジョニーに制作費をだまし取られてしまう。自分がだまされたことに気づいたキッドマンはジョニーから金を奪い返しに向かうのだが・・・・(引用:映画.com)

引用:(映画.com)https://eiga.com/movie/82541/

監督の原案らしいです。
アイデアとしては特に斬新なところはないですね。ただシンプルでわかりやすいです。

監督はCM出身の人らしいです。納得する部分が随所にありました。CIA諜報員のキッドマン役をロン・パールマンが演じています。

そして、キッドマンをだますジョニー役をルパート・グリントが演じています。

ロン・パールマンは「ヘルボーイ」や「パフィシック・リム」に出演しているとても存在感のある人です。ルパート・グリントは私は知らなかったのですが「ハリーパッター」シリーズの人なんですね。

映画の見どころ・面白いところ

好感のもてる映像表現

CM出身の監督という事で映像表現にはこだわっています。ただしちょっと自己満足気味になっているところもあります。

しかしながら全体的には好感の持てる演出が多く、この監督はキューブリックが好きなんだなと感じます。音楽・美術・衣装なんかも面白いです。

クラシックを流しながらロン・パールマンが暴れるシーンなんてあきらかにオマージュしているのですが、見ていて清々しいです。

ちょっと褒めすぎかもしれませんが何となく「キングスマン」のマシュー・ヴォーンと同じ匂いを感じる映像が多々ありました。

もしかしたらこの監督は今後もっと面白い作品をつくるかもしれないです。

今回は、監督の原案だったという事もあり、わりと雑な脚本になっています。それでもつまらないのか?と言われたら、そうでもないです。一応ちゃんとまとまっております。

94分の作品なので、お手軽に観れますよ。  

ロン・パールマンが面白い

この映画の肝ははやりロン・パールマンの存在だと思います。あの体格で暴れているシーンなんて、なかなかの迫力です。

彼はベトナムから戻ってきた男という設定で、ときどぎベトナム戦争時代の幻覚をみます。その設定はあまり効いてはいないのですが、突発的に凶暴になるところなんかは、彼だから成立している気がします。

そして、ルパートとの芝居も対象的で見ていて笑えます。

まとめ・評価

全体的にまだまだ完成度は低いかな?と思うところはあるのですが、悪ノリしているところが個人的には好きです。あまり何も考えずに観れるので、ちょっと映画を楽しみたいという方にはオススメです。

<映画の評価>
☆4個/8個満点

では、またどこかで。

配信情報(2023年5月)

見放題:なし
レンタル:Amazon prime、RakutenTV

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