映画「君は放課後インソムニア」を観ました。恋愛映画はあまり観ないが、評判の良さにつられて観てしまった。
主演2人の芝居は最高だった!それだけで十分観てられるが、物語をもっと工夫すればさらに良かった気がする。歴史的な大傑作になる可能性があったのに、惜しいな・・・・。
<映画の評価>
☆5個/8個満点
映画「君は放課後インソムニア」作品情報
タイトル:君は放課後インソムニア
出演者:森七菜、奥平大兼、桜井ユキ、萩原みのり、工藤遥
監督:池田千尋
公開時期:2023年6月30日
上映時間:113分
「君は放課後インソムニア」あらすじ
石川県七尾市。不眠症に悩む高校1年生の中見丸太(なかみ・がんた)は、校内の使用されていない天文台でクラスメイトの曲伊咲(まがり・いさき)と遭遇し、彼女も自分と同じ悩みを抱えていることを知る。これまでほとんど話したことのない2人だったが、不眠症という秘密を共有することで絆が芽生えはじめる。そんなある日、2人が仮眠場所として天文台を勝手に使っていたことがバレてしまい、天文台は立ち入り禁止になってしまう。伊咲の寂しそうな表情を見た丸太は、休部となっていた天文部を復活させることを決意する。
引用(映画.com):https://kimisomu-movie.com/
不眠症きっかけで、出会う男女の設定はとても上手くいっていたと思う。
出来れば、もう少し不眠症を掘り下げて欲しかった。
「君は放課後インソムニア」原作
原作:「君は放課後インソムニア」(小学館)
作者:オジロマコト
連載誌:ビックコミックスピリッツで連載中
コミック:13巻(2023年6月時点)
オジロマコトの他の漫画『富士山さんは思春期』『猫のお寺の知恩さん』
映画「君は放課後インソムニア」の感想
ここから「君は放課後インソムニア」の感想を書いていきます。基本的にネタバレはありません。
森七菜と奥平大兼のコンビが良い!
主演の森七菜・奥平大兼の自然な演技!これが最高!
とても自然で良い意味で素人っぽい演技を狙ってやっている。本当にリアルな高校生の恋愛を見ているようで、こちらが恥ずかしくなってしまう程。
さらに森七菜の芝居は、可愛らしさと活発さがプラスされていて、単純に笑っている顔なんて男子なら全員惚れてしまうくらいのパワーがあった。
そして、恋愛と言って変な生っぽさがなく、いかにも綺麗な青春感が漂っている。
細かいところは気にせず、とにかく進める!
強引に話の進める構成が良かった。
細かい事は気にぜず、次!次!と展開していく、この強引な展開が出来るのは主役の2人が最高の芝居をしているから。さらに、助走なしで核心的な事を言い放つ演出も良い!
皆のキャラが明確になっているところも良かったですね。
友達がたくさん出る映画だと、誰が誰だかわからなかったり、存在が薄い人が居たりするのですが、それが無かった。
皆良い人であり良い仲間だった。これぞ青春!
ツッコミどころが多い!
引っかかる点が多い
「良かったところ」に書いた事と矛盾しているように思われますが、平均点の良作で終わるなら、気にする事は無かったかもしれない。
しかし!この映画は大傑作になり得たかもしれないのです。
なので、大傑作になる為に必要だった「残念な点」です。
それは丁寧な説明です。観ていて「あれは、どうなったの?」考えてしまう事が多かったのです。
強引な展開で押し切る事はできるのですが、それだと傑作にはならないです。やはり引っかかりなく進められた方がずっと良い・・・。
最後に
レビューを見ても、傑作だと評価している人が多いので、評判は良いはずが、あっという間に上映館数が少なくなってしまった・・・。
もう少しでも長く上映して欲しい映画です。カップルで見に行るにはオススメの映画です。
では、またどこかで。
作品ポスター:(C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
映画「君は放課後インソムニア」配信・DVD情報
<配信>
見放題:FOD
レンタル:Amazon prime、U-NEXT、AppleTV+
<DVD>
コメント