映画「ストックホルム・ケース」を観ました。
微妙な出来でした。
「ストックホルム症候群」という精神状態が
名付けられる元の事件を描いているらしいので興味が出ました。
観た結果・・・・「え?こういう事・・・?」
という感じに終わってしまった。
【映画情報】
タイトル:ストックホルム・ケース
キャスト:イーサン・ホーク
ノオミ・ラパス
マーク・ストロング
監督:ロバート・バドロー
公開:2020年11月
上映時間:92分
イーサン・ホークが良い味出してた。
相棒役が「キングスマン」シリーズのマーク・ストロングだと全然気が付かなった・・・・。
<あらすじ>
何をやっても上手くいかない悪党のラースは、自由の国アメリカに逃れるためストックホルムの銀行に強盗に入る。ビアンカという女性を含む3人を人質に取り、刑務所に収監されていた仲間のグンナーを釈放させることに成功したラースは、続けて人質と交換に金と逃走車を要求。しかし、警察が彼らを銀行の中に封じ込める作戦に出たことで事態は長期化。次第に犯人と人質の関係だったラースとビアンカたちの間に、不思議な共感が芽生え始めていく。映画の題材となったのは、1973年にスウェーデンのストックホルムで起こったノルマルム広場強盗事件。
引用:ストックホルム・ケース : 作品情報 – 映画.com
ストックホルム症候群とは?
この言葉を聞いた事はあるが、なんとなく知っているくらいだったので映画を見る前に改めて調べてみた。すると、下記のように書いてあった。
精神医学用語の一つ。誘拐や監禁などにより拘束下にある被害者が、加害者と時間や場所を共有することによって、加害者に好意や共感、さらには信頼や結束の感情まで抱くようになる現象。
極限状態だと普通では考えられない感情が
生まれてしまうのか?
どんな描かれ方としているのか?
俄然、興味を持ってしまった。
結局よく判らない
この映画を観終わって「なるほど!これがストックホルム症候群か」と納得する事はなかった。
客観的に考えて加害者と被害者が共感する事は考えられない。でも極限の状態なら有り得るのかな?と考えさせてくれる事を期待したけど。
普通に加害者と被害者だと思ったし、確かに妙な連帯感は出来るのけど「なんで?」となってしまう。
結局はどこまで行っても観ている方は納得しないまま終わってしまった。
描き方に疑問がある
(*以下、少しネタバレ)
冒頭に「馬鹿げているが事実です」と出てくる。この書き方からして、ちょっとコメディタッチなのかな?と思ってしまう。
やっぱり、映画のテイストは割と緩い感じで進んでいく。そもそも犯人が全然怖くない、全く人質を傷付ける気配が無いのです。
人質に銃を向けるて警察を脅すのですが、あくまでポーズ。そりゃ人質も気を許すし、犯人が自身の不遇な過去の話をすれば、同情する事もあるでしょう。
でもね。「こういう事なの?」って思ってしまうのです。何故なら銀行を襲うような人が、毎度この映画に出てくるような優しい奴ではないでしょう。レアケースでしょう。
つまり「ストックホルム症候群」の状態になるには、ある程度の優しさは加害者側に必要ですよって事なの?と考えてしまいます。
そんな疑問を抱きながら観ていると・・・もうエンドロールでした。
まとめ
「ストックホルム症候群」って知ってる?
その言葉の元になった事件の映画を観たんだけどさー
と友達に話すネタとしては観ても良いかもしれませんが、
映画としてはあまり面白くはないですね。
<映画の評価>
☆2個/8個満点
では、またどこかで。
作品ポスター・画像 (C)2018 Bankdrama Film Ltd. & Chimney Group. All rights reserved.
引用元:https://www.transformer.co.jp/m/stockholmcase/
最近買ったもの
マスターピースのリュック。ビジネスで使える良い感じのリュックです。
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