映画「TAR」を観ました。前評判通りでケイト・ブランシェットは圧巻の演技だったけど・・・
長過ぎ!
<映画の評価>
☆5個/8個満点
(評価の目安:☆6個以上の作品は自信を持っておすすめ)
映画「TAR/ター」作品情報
タイトル:TAR/ター
出演者:ケイト・ブランシェット、ニーナ・ホス、マーク・ストロング
監督:トッド・フィールド
公開日:2023年5月12日
上映時間:159分
映画「TAR/ター」あらすじ
ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命されたリディア・ター。天才的能力とたぐいまれなプロデュース力で、その地位を築いた彼女だったが、いまはマーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんなある時、かつて彼女が指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは追い詰められていく。
映画.com:https://eiga.com/movie/97612/
いかにも実在していそうな人物ですが、架空の人物でありフィクションです。
映画「TAR/ター」出演者
ケイト・ブランシェットは、本作で第95回アカデミー賞にノミネートされています。受賞は叶わなかったが、彼女の芝居は強烈に観ている者を引きつけます。映画「キャロル」での芝居もすごかったです。
観てない人にはおすすめです。
映画「キャロル」(ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの共演)
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トッド・フィールド監督
1964年生まれ/アメリカ・カリフォルニア州出身
私はこれまで彼の映画を見た事がなかった。私としては「ちょっとくどいかなー」という印象です。説明があるわけでもないのに各シーンの描写が長いです。
映画「TAR/ター」見どころ
なんと言ってもケイト・ブランシェット!!
旋律・栄光・絶望・狂気と変わっていくポスタービジュアル通りの内容だと思います。これを見事に成立させているのが、彼女の芝居でしょう。
孤高の強さと傲慢さと繊細さが、ありとあらゆる部分で表現されていたと思います。完璧に「リディア・ター」を演じていました。ちなみにターは架空の人物です。どこか実在しているように見えてしまうのは、その人物を生きているのだからでしょうか。
映画「TAR/ター」の面白いところ
徐々に近づいてくる崩壊。世界はリディア・ターのために回っているという状態から、ひたひたと近づいてくる破滅への音。これは彼女にしか聞こえない幻聴のようなものとなって表現されていますが、この不気味さは素晴らしいです。
大きな成功を収めた人は、もしかしたら皆同じような感覚になるのかも?と思いました。トップでいる事も大変なんだなと、下にいる者として気楽に思ってました。
最後に
ケイト・ブランシェットは素晴らしいのですが、状況の説明が少なく観ていて疲れてくる映画ではあります。
さらに長い!正直、もっと短く出来たのでは?と思ってしまう部分がたくさんありました。
特にクラシック音楽業界の描き方やセリフなど聞いててもよく分からない・・・・そのあたりが残念でした。
では、またどこかで。
作品ポスター:(C)2022 FOCUS FEATURES LLC.
映画「ター」配信・DVD情報
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