★人間ドラマ
★サスペンス
★社会派ドラマ
がメインの映画Blog

PR

映画
「ナイトクローラー」の感想。ヤバい男を描いたエンターテイメント。

映画(2023年以前の公開)

映画「ナイトクローラー」は社会派+エンターテイメントの映画です。ドロドロとした怖さは無いので安心してほしい。ただしデートにはおすすめしない。破綻した人間が好きな方は是非おすすめ!

映画情報・あらすじ

<映画情報>
タイトル:ナイトクローラー
監督:ダン・ギルロイ
製作:トニー・ギルロイ
編集:ジョン・ギルロイ
出演:ジェイク・ギレンホール
公開:2015年8月
上映時間:118分

<あらすじ>

まともな仕事にありつけず軽犯罪で日銭を稼ぐ男ルイスは、偶然通りかかった事故現場で報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知り、自分もやってみようと思い立つ。早速ビデオカメラを手に入れたルイスは、警察無線を傍受して事件や事故の現場に猛スピードで駆けつけ、悲惨な映像を次々と撮影していく。過激な映像で高額な報酬を得るようになったルイスは、さらなるスクープ映像を求めて行動をエスカレートさせていき、ついに一線を越えてしまう。

引用(映画.com):https://eiga.com/movie/81238/

スリリングな人間!

最大の魅力は主演であるジェイク・ギレンホールの役柄とその芝居です。彼の事は後で書くとして、どうしてそんなにハラハラするのか?説明します。

主役の「ルー」という男は最初から人間的に破綻しているのです。最初は金も無く、職も無いかわいそうな男に見えるのですが、スクープが金になる事を知って、半端ない行動力を見せます。スクープの為なら何でもやる!という姿勢が存分に描かれています。

そして「いつ一線を超えるのか?」という危険な匂いが常にありハラハラしっぱなし。普通に会話していて突如、相手を刺し殺しても全く不思議に思わないくらいの危うさです。最初から最後までこのハラハラ感が抜けない。危ない男とはこういう人間の事だと思います。

全体的に暗くなりすぎず、テンポよくラストまで進んでいきます。全然退屈にはならないです。

成果主義の闇

学歴も資格もない男には働き口がない。しかし、このスクープを撮る仕事(ナイトクローラー)は、事件を撮影さえすれば金が貰えます。しかも、ショッキングであればあるほど良いとされる。

重要なのは「撮影した成果」であって、どんな過程で撮影されたか?は問われないのです。逆にどんなに頑張っていても何も撮れなかったら全く評価されない。

この成果主義の世界でルーは、その才能を十分に発揮していきます。この映画の中で才能とは何か?それは「結果」が全てで他の事は知った事ではないという冷酷さを持ち合わせる事です。もっと言えば、この映画では冷酷という事すらスルーされています。なぜならルーはどんどん成り上がっていくからである。

危険な男が一人いるだけなら、相手にしなければ良いのですが、それを問わない報道の世界がある事をこの映画では伝えています。是非ともこの危うい社会を感じてもらいたいです。

ジェイク・ギレンホールが良い

 正しくは「ジレンホール」らしい。日本では「ギレンホール」と表記される事の方が多いようです。
彼は1980年生まれのアメリカ人です。彼の芝居を見ていると役柄に圧倒されてしまうので、もっと歳上かと思っていました。

彼の魅力は、なんと言っても役のオーラを出せる事にあると思います。特に不気味な雰囲気を出させたら世界一と言ってもいいくらいです。それでいて美しい顔をしているので、彼の芝居から目が離せなくなる。

他の出演作として有名な映画は「ブロークバック・マウンテン」と「ゾディアック」があります。私のおススメとしてはデビット・フィンチャーの「ゾディアック」です。

<AmazonPrime Video>

<DVD>

ダン・ギルロイ監督

ダン・ギルロイ監督は1959年生まれで、もう60歳が迫ってきている人だった。この映画に関しては事前に何も調べずに見たので絶対この映画の監督は若いだろうと思っていたので驚きました。

ちなみに双子らしく、双子のもう一人は本作の編集を担当しています。そして、さらにお兄さんもいて、本作の製作を担当している。

ダン・ギルロイ監督の別作品は下記になります。

「キングコング:髑髏島の巨神」

「ローマンという名の男-信念の行方-」

まとめ・評価

危ない男をエンタメ要素を盛り込みながら、描いている点や社会的なメッセージ性を感じる点は、ともて面白いです。

<映画の評価>
☆6個/8個満点

 では、またどこかで。

<DVD>

<AmazonPrimeVideo>

配信情報(2023年3月)
見放題:AmazonPrime、U-NEXT、Hulu

コメント

タイトルとURLをコピーしました