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「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」の感想
映像のカオス!そこには温かいメッセージがあった!

映画(2023年以前の公開)

映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を観た。結論としては面白い!
ただし、激しい映像表現には少々胸焼けする。全ての人にオススメ出来る映画ではなく、好みが大きく別れます。

作品情報・あらすじ・配信サイト

タイトル:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
出演者:ミシェル・ヨー、ステファニー・スー、キー・ホイ・クァン
監督:ダニエルズ
公開日:2023年3月3日
上映時間:139分

<受賞>
第95回アカデミー賞にて、作品賞・監督賞・主演女優賞(ミシェル・ヨー)・助演男優賞(キー・ホイ・クァン)・脚本賞・編集賞を受賞。

<あらすじ>

経営するコインランドリーは破産寸前で、ボケているのに頑固な父親と、いつまでも反抗期が終わらない娘、優しいだけで頼りにならない夫に囲まれ、頭の痛い問題だらけのエヴリン。いっぱいっぱいの日々を送る彼女の前に、突如として「別の宇宙(ユニバース)から来た」という夫のウェイモンドが現れる。混乱するエヴリンに、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と驚きの使命を背負わせるウェイモンド。そんな“別の宇宙の夫”に言われるがまま、ワケも分からずマルチバース(並行世界)に飛び込んだ彼女は、カンフーマスターばりの身体能力を手に入れ、まさかの救世主として覚醒。全人類の命運をかけた壮大な戦いに身を投じる。

引用(映画.com):https://eiga.com/movie/96942/

配信情報

見放題:Netflix
レンタル:Amazon prime、DMMTV、RakutenTV、U-NEXT

<Amazon prime>

<DVD>

監督:ダニエルズ

引用:https://gaga.ne.jp/eeaao/about/

監督のダニエルズはダニエル・クワンとダニエル・シャイナートによるコンビの事です。奇抜な映像表現が特徴です。
過去作「スイス・アーミー・マン」

<DVD>

<AmazonPrime Video>

エブエブの見どころ・良いところ

カオス映像の大洪水

引用:https://gaga.ne.jp/eeaao/about/

突然「別の宇宙」とは言われて何の事か?とついて行けないのは主人公のエヴリンだけじゃなくて、私も同様に理解出来なかった。

要するに今ある世界とは別の同じような世界があり、そこにも自分と同じ人間がいるという事(だと思う)パラレルワールド的な感じです。

別の宇宙に関わる映像表現が、カオス!奇抜!何がなんだかわからん!目がチカチカする!と感じるのが半分、よく判らないけど凄い世界!と感じるのが半分でした。

そして、この説明が長いのです。途中でお腹いっぱいになりました。本当に好みが別れるところですが途中で「もういいよ!」と飽きてしまう可能性もあると思います。

しかしながら「別の世界があって、そこには別の自分が居て・・・」という発想は思いついても、普通はここまで細部に凝った表現ができないので、ダニエルズは凄い監督です。

監督のコメントで、日本のアニメ「マインド・ゲーム」「パプリカ」「もののけ姫」にインスピレーションを受けたと言ってます。インスピレーションを受けても実写映像ではなかなか表現できない世界なのに、やってしまったところがヤバいです。

まさかの心温まる展開

激しい映像に疲れてきたところから、心温まる展開に変わっていく。これには心底驚いた。映像表現は相変わらずなんですが、描かれている内容が単純なバトルではなく家族や人生に対するメッセージになる。

急にテイストが変わるわけでもないのに、観ていて受けるとる印象が変わってくる。こんな転換があり得るのかとビビリました。この感覚になるかどうかは、人それぞれだと思いますが、初めての感覚でした。

なので、本作を観に行って途中で「ついて行けない・・・」と諦めるのは止めた方がいいです。最後まで観るべきです。

まとめ・評価

139分の映画なんですがマルチバースの表現を少し短めにしていたら、もっと楽しめたと個人的には思います。「スイス・アーミーマン」も同様の感想だったのを思い出しました。と言いつつも、かなりの良作だと思います。

<映画の評価>
☆5個/8個満点

では、またどこまで。

作品ポスター引用:(C)2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.

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