映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」を観ました。タイトル長すぎ・・・ってのは置いといて、思ってたよりも良い話でした。
最初はスルーしようと思っていたけど、レビューが良かったので劇場に行ってみました。確かに悪くわない!しかし・・・・という感じです。
<映画の評価>
☆4個/8個満点
(*評価の基準:☆6個以上は自信を持ってオススメ!)
映画「つんドル」作品情報
タイトル:人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした
出演者:深川麻衣、井浦新
監督:穐山茉由
脚本:坪田文
原作:大木亜希子
公開時期:2023年11月3日
上映時間:114分
映画「つんドル」あらすじ
元アイドルの安希子は、幸せで充実した人生を歩んでいると自分に言い聞かせながら日々の仕事に励んでいた。しかし、ある日の通勤途中、駅で突然動けなくなってしまう。メンタルを病み会社を辞めることになった安希子は、仕事もなく、男もなく、手残り残高は10万円という厳しい現実に直面する。そんな時、友人から、都内の一軒家でひとり暮らしをする56歳のサラリーマンとの同居生活を提案される。予想外の提案に戸惑いながらも安希子は、ササポンと呼ばれるその中年おじさんとの奇妙な同居生活を始めるが……
引用(映画.com):https://eiga.com/movie/99485/
元「SDN48」の大木亜希子さんの実体験を元にした小説が原作になっているらしい。かなり脚色はしていると思うが元アイドルという設定に説得力のある物語だと思う。
映画「つんドル」原作
こちらが原作の小説。小説だと心情が文章化されているので、もっと深く主人公のことを知れるかもーと興味はあります。
原作者:大木亜希子(元SDN48のメンバーで作家として活動中)
映画「つんドル」キャスト
深川麻衣(安希子 役):1991年生まれ/静岡出身。
20歳の時に「乃木坂46」の1期生として活動を開始。2016年にグループを卒業して、女優の活動を本格的に始める。今回、初めて彼女の演技を見たけど上手かったです。元アイドルという設定がうまくはまってました。
井浦新(ささぽん 役):1974年生まれ/東京出身。
元々、モデルをやっていて俳優になった人です。俳優を始めた頃は、雰囲気だけという印象でしたが、年々味のある芝居をするようになり、今では主演も脇役もやれる名俳優になったと思ってます。
「ささぽん」の役はおじさんという設定ですが、個人的にはおっさんではないだろう!とつっこんでおりました。
他の出演作:「ピンポン」「朝が来る」「アンダーカレント」
私のオススメは「ピンポン」です。
映画「つんドル」監督
監督:穐山茉由(あきやま まゆ)
1982年生まれ/東京都出身。
女性を描くのが得意なのかな?・・・という印象。脚本を担当した「左様なら今晩は」はイマイチだったなー。
他の作品:「シノノメ色の週末」(監督・脚本)、「左様なら今晩は」(脚本)
映画「つんドル」感想
映画「つんドル」の感想を書いていきます。基本的にネタバレにならないように書いております。
元アイドルの苦しい葛藤が見事に表現されてた
元アイドルの人生の心情が上手く描かれていました。
リアルに元アイドルの体験から原作を作っているので、観ていて説得力はすごくありました。特に心情表現が「多分、こんな事考えているだろうな〜」という所を上手く突いていたと思います。
一般の人には経験できない事を、上手く感じさせたという点は素晴らしかったです。
そして、観ていて応援したくなるような流れになっていたので、感情が昂りました。
じんわり系の流れでは退屈してしまう
とても良い物語の映画です。一人の女性がちゃんと再生されていく過程はじんわりと心が温かくなります。
しかし、このじんわり来る系の映画は、よほど題材が大好物な人(もしくは映画を見慣れている人)でないと、退屈してしまうんです。
もっと緩急をつけて、テンポアップして、少しでも退屈させない工夫が必要です。
もっとコメディ要素を入れても良かったかもしれません。客観的に見て笑える事では本人が必死になってやっていると、ふとした瞬間に深刻さが伝わったり、共感出来るものです。
最後に
全体的に惜しいなという印象です。描いているテーマ・演技が悪いわけじゃないけど、見せ方に工夫が足りなかったかなと思います。
では、またどこかで。
「つんドル」配信情報
見放題:TELASA
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