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映画
「女神の見えざる手」の感想。傑作!最高にカッコいい女性

映画(2023年以前の公開)

「女神の見えざる手」を観ました。
見事なストーリーに続けて2回観てしまった。こんな格好良く渋い女性は居ない! 

作品情報

タイトル:女神の見えざる手
原題:Miss Sloane
監督:ジョン・マッデン
出演:ジェシカ・チャステイン、マーク・ストロング
日本公開:2017年10月
上映時間:123分 

ジェシカ・チャスティンは、強い女性を演じさせたら右に出る者はいないのでは?と思ってしまうくらいに強烈な印象与えてくれる。

「ゼロ・ダーク・サーティ」もいいけど「アメリカン・ドリーマー理想の代償」もなかなかの強さ・・・というかもう怖いです。

マーク・ストロングは「キングスマン」の印象が強かったので、真面目な役をやっているとなんがかちょっと笑ってしまった。

あらすじ

大手ロビー会社で辣腕をふるうエリザベス(J.チャステイン)は、銃擁護派団体から仕事を依頼される。女性の銃保持を認めるロビー活動で、新たな銃規制法案を廃案に持ち込んでくれというのだ。信念に反する仕事はできない…エリザベスは部下を引き連れ、銃規制派のシュミット(M.ストロング)の小さなロビー会社へ移籍。奇策ともいえる戦略によって、形勢を有利に変えていく。だが、巨大な権力をもつ敵陣営も負けてはいない。エリザベスの過去のスキャンダルが暴かれ、スタッフに命の危険が迫るなど、事態は予測できない方向へ進んでいく……。

引用:https://eiga.com/movie/86688/(映画.com)

ロビィストという職業

私はこの映画を見るまで「ロビイスト」という職業がある事を知らなかった。「ロビー活動」という言葉は知っていたが、オリンピック誘致とかする時の広報活動くらいの認識だったので、これが仕事になっている事に驚いた。

調べる限りでは、あまり良い印象が無さげ・・。ただこの映画の中だと優秀なロビイストを味方につける事が、法案成立などにはマストである事。

ロビイストはクライアントの為に必死で動く事。そしてめっちゃ儲かっている事。が映画で描かれています。

主人公のスローンは「銃規制」という正義の為に働きかける女性として描かれている。とはいいながら、なかなか彼女の本心が見えず、最後まで判らない憎い演出。

カッコ良すぎる女性

何度も言うが、主人公のスローンはかっこよすぎる。女性が女性に憧れるというよりは男が憧れる姿に近いような気がします。

自分の考えは絶対に曲げないし、どんな相手にも引き下がらない、そして計算高い。というまさに最強の姿です。

一番驚いたのは夜のプライベートの一部が垣間見えるところ。これは映画を是非とも観て欲しいです。

伏線が凄すぎる!(ネタバレあり)

「最後は大逆転するんでしょ?」という感じで観てはいたものの、終盤が近づくにつれて「これは、もう無理でしょ」的な展開になってくる。

正直、ここから大逆転の展開であったとしても無理が有りすぎるなと思ってましたが・・・・

ところが、なんと見事な逆転の展開!これまでの伏線がちゃんと回収されていく展開が気持ちよかったです。

この脚本を書いた人が「ジョナサン・ペレラ」という方らしいのですが、この方はこの映画以外に作品歴が出てこないです。今後の作品を楽しみにしたいです。

また、この伏線を成立させているのが「ジェシカ・チャステイン」の演技だと思います。彼女の本心を中々見せない芝居は見事だったと思います。

まとめ

タイトルとメインビジュアルからは、あまり食指が動かなかったのですが、なんとなくで観て大当たりだった映画です。

メインビジュアルだけの印象だとよくある社会派サスペンスかなー・・?程度ですが、中身は太鼓判を押せます。

ジャンル紹介でスリラーと分けられている時がありますが、スリラー要素はありませんよ。

<映画の評価>
☆7個/8個満点

では、またどこかで。


作品ポスター・画像:(C)2016 EUROPACORP – FRANCE 2 CINEMA
引用:http://miss-sloane.jp/

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