映画「ゴールド・ボーイ」を観ました。
サスペンスではあるものの、暗いわけじゃなくてエンタメを意識した内容になってます。
役者の演技も素晴らしいし、どんでん返しも楽しめます。
ただし、個人的には少し演出がひと昔前の映画のように古く感じました。
<映画の評価>
☆5個/8個満点
(評価の目安:☆6個以上は自信を持ってオススメ!)
悪くはないけど、話が盛り上がってくるのが遅かった・・・
映画「ゴールド・ボーイ」作品情報
タイトル:ゴールド・ボーイ
出演者:岡田将生、黒木華、羽村仁成
監督:金子修介
脚本:港岳彦
公開時期:2024年3月8日
上映時間:129分
映画「ゴールド・ボーイ」あらすじ
実業家の婿養子である東昇は、ある目的のため、義理の両親を崖の上から突き落として殺害する。それは完全犯罪のはずだったが、3人の少年少女がその現場を偶然にもカメラでとらえてしまう。それぞれ複雑な家庭環境や家族の問題を抱える少年たちは、東を脅迫して大金を手に入れようと画策するが……。
引用(映画.com):https://eiga.com/movie/100263/
面白そうなあらすじですが、これはあくまでもプロローグです。
映画の中身は予想外の方向で展開されていきます。そこが見どころ!
映画「ゴールド・ボーイ」原作
原作:ズージンチェン「悪童たち」
「バッド・キッズ 隠秘之罪」のタイトルでドラマ化され、中国で人気を集めたズー・ジンチェンの小説「悪童たち」が原作。
中国ではベストセラーとなっていて、ドラマは動作サイトで再生回数20億を超えているらしい。
舞台を沖縄に変更して日本版を作ったという感じ。
映画「ゴールド・ボーイ」キャスト
岡田将生(東昇 役):1989年/東京出身。
優男の印象を持ってましたが、本作では丁度良いくらいに狂ったサイコパスを演じてました。
他の出演作:「1秒先の彼女」「ゆとりですがなにかインターナショナル」
羽村仁成(安室朝陽 役):2007年/東京出身。
中学生だからな〜なんて完全にナメていた。この子の演技は大人も食ってしまうくらい凄かった。
Go!Go!kidsというグループでアイドル活動をしているのも意外だった!
他の出演作:「リボルバー・リリー」
映画「ゴールド・ボーイ」監督
監督:金子修介(1955年生まれ/東京出身)
金子修介監督といえば「ガメラ」が代表作です。特撮系以外の映画も撮ってますが、あまりヒットはしていない・・・・
他の作品:「ガメラ」シリーズ、「百合の雨音」
映画「ゴールド・ボーイ」の感想
では、ここから映画「ゴールド・ボーイ」の感想を書いていきます。ネタバレは書いてませんが、内容にはふれています。
サイコパスと少年たちの心理戦が楽しい!
そして、中学生らしい危うさが滲み出る映画だった!
岡田将生・羽村仁成の演技が見どころ
岡田将生は、映画を見る前まではイメージと違うな・・・と考えてました。
ところが、バッチリ合ってました!具体的に言ってしまうとネタバレになってしまうので、観てもらうしかないのですが、岡田将生にこんな役も出来るだな!と驚きました。
そして、羽村仁成ですが、中学生とは思えない上手さでした。
天才子役というよりも、大人と同じ土俵で勝負している感じです。最も素晴らしかったのは「中学生」という危うさを見事に体現していた事です。
エンタメを意識したサスペンス
この映画の良い点は、エンタメ性を意識しているサスペンスだというところです。
退屈しないのです。血生臭いシーンはかなり多いのですが、それぞれのシーンで見せ所がわかっていて、テンポよく進むシーンもあれば、じっくり見せるシーンもあり、緩急をつけてくれてます。
駆け引き・恋愛など楽しむ要素が詰め込まれてます。
少し演出が古く感じた
何か狙いがあってやっているのかもしれないが、少し演出が古いように思います。
これが2024年の映画なのか?10年前の映画だと言われても気づかないかもしれません。
撮り方や音楽の入れ方などが、今っぽさを感じられなかった・・・。
これがもっと疾走感あるように撮れていれば、中学生たちの危うさがもっと出ていたのになと勿体なく感じた。
最後に
あまり話題になってないですが、悪くはない映画です。
残念ながら上映はすぐに終わってしまいそうなので、配信が出たら観るのをオススメします。
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