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映画
「ロング・グッドバイ」の感想
本当のかっこ良さは「かっこつけない事」

映画(2023年以前の公開)

映画「ロング・グッドバイ」を紹介します。古い映画ですが、普遍的で渋くてクールな良さがあります。

映画情報・あらすじ

【映画情報】
タイトル:ロング・グッドバイ
監督:ロバート・アルトマン
原作:「長いお別れ」レイモンド・チャンドラー
出演:エリオット・グルード
日本公開:1974年2月
上映時間:112分

<あらすじ>

私立探偵フィリップ・マーロウはメキシコに行くという友人ハリーを車で送った翌日、警察に連行される。ハリーの妻が殺害されたのだ。しかしメキシコでハリーが自殺したことが伝えられ、マーロウは釈放される。その後、マーロウはアイリーンという女性から作家である夫を捜してほしいと依頼されるが……。

引用(映画.com):https://eiga.com/movie/32710/

とても有名な原作らしいです。物語はけっこう複雑になっています。ただ後半になってくるといろいろと解明されてくるので、安心して下さい。

レイモンド・チャンドラーについて

1888年生まれのアメリカ人で犯罪・サスペンスのジャンルでは超有名な小説家らしい。恥ずかしながら知らなかった。彼が作り上げた「フィリップ・マーロウ」は「ハードボイルドな私立探偵」の代名詞となっているらしい。

ちなみにレイモンド・チャンドラーの長編小説は7作しかない。

  • 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)
  • さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2))
  • 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
  • 湖中の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
  • かわいい女 (創元推理文庫 131-2)
  • 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))
  • プレイバック (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-3))

近年はこの翻訳を村上春樹がしたバージョンのものがあります。7作しかないのなら、私もちょっと読んでみようかなと思ってます。ちなみに小説を読んでなくても映画の内容は理解できますよ。

かっこつけない男に惚れる

主人公のフィリップ・マーロウを演じるのはエリオット・グルード。ハードボイルといいながら特別かっこいい事をするわけではないです。むしろ何か面倒な事に巻き込まれてしまって、仕方なく動いているという印象を受けます。

しかし最終的には「かっこいいなぁ」と思ってします。マーロウの生き方すべてを見た上で認識するような感じです。

大事な事はかっこつけない事なのかなと思います。服装などにこだわりはあるが、あくまでも自分が好きだから選んでいるというところが良いんです。

これを見て松田優作は「探偵物語」の参考にしたという噂もあります。確かに似ているのですが、マーロウはマーロウでしかなく、おそらく真似る事は出来ないんだとじゃないかなと思います。

 まとめ

無骨なカッコよさでなく、おしゃれな男を知りたい人は参考になるのではないかと思います。また「レイモンド・チャンドラー」や「ロバート・アルトマン」を勉強したい人は見ておいた方が良いです。 

男のかっこよさを語っていますが、女性が見ても楽しめます。一度試してみても損は無い映画です。

<映画の評価>
☆4個/8個満点

では、またどこかで。

作品ポスター:© 1973 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved

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